Sunday, October 26, 2008

アニソン

来月に迫ってきた、ロンタイラン君(セガレの名前の中国語よみ)初めての運動会。香港日本人小学校1年生の全員でこの曲に合わせて踊るらしい。


なるほど〜。最近の日本ではこんなのがはやっているのか。

「流行り」としては一年遅れのようですが、お父さんは最近、ラグビーの試合の前にこの曲を聞きながらウォーム・アップしてみました。


...なんか自分の趣味の幅の広さが、自分でもウス気味悪くなってきた...。

Ugliest Bitch

クリント・イーストウッドの名セリフと言えば、ダーティー・ハリーの

「You've got to ask yourself a question: Do I Feel Lucky... well, do ya, punk?」

だが、私の個人的ナンバー1はクリント君が監督主演した「White Hunter Black Heart」(1990年)のこのシーン。



この映画は基本的にジョン・ヒューストン監督の「The African Queen」(1951年)の撮影ウラ話。映画台本の下敷きになっているのは、The African Queenの脚本家の一人、Peter Viertel君の同名の小説・回想記。このシーンでクリント監督に「ピート」と呼ばれている若いモンが彼です。

(ちなみにこのViertel氏の奥さんは「王様と私」のデボラ・カーだった。二人とも故人。)

この「The African Queen」の撮影はいろいろと刺激的だったらしく、主演したキャサリン・ヘップバーンも「メイキング・オブ・The African Queen - もしくはいかに私がボガート、バコール、ヒューストンとアフリカに行って気が狂いそうになったか」という本を書いている。

Wednesday, October 22, 2008

ヤ、ヤメてくれ〜

フランス大統領、欧州政府系ファンド設立を提唱

大恐慌の後の貿易/経済圏のブロック化が第二次世界大戦の遠因となったように、最近はやりだしたこのような資本の政治化、ブロック化はゼッタイ将来の災いの元となると確信している。

Money Talks

去年お世話になった妻の友人(ニューヨークのロングアイランド在、子供二人)にいわせると、「歴史的大統領選挙」だろうが、初の黒人候補だろうが、なんだろうが、かんだろうが...今回の選挙でも、その他の選挙でも一番重要な争点は「税金」につきるのだそうだ。



さすがは「参政権無くして納税なし」(circa 1760's, 70's)のお国柄ですな。

個人的にはマチルダちゃん(オレも古い...)に一票。



セガレだったらパドメちゃんだろうけど。

Tuesday, October 21, 2008

"Surely, you are..."

なぜか最近、この人の事を考えています。多分、ハイエクby池田信夫さんのせいでしょう。(知人の書評はこちら。)



ファインマンを私の人生で初めて紹介してくれたのはSPGだった。たてつづいた引っ越しで、愛蔵していた「Surely you are joking, Mr. Feynman」や、「What do you care what other people think?」なんかの本はどこにいっちゃったのか分からなくなっちゃったけれど、やっぱり頭(の片隅)に残っている事が重要ということか。

Monday, October 20, 2008

"The really right answer is: what if he is a Muslim? Does it matter?"


私のジャマイカ系の友人は(本当に)泣いています。

アメリカ人の1/4近くが、パウエル将軍の推薦を、ブッシュ大統領やクリントン大統領のそれより重くみているという。

Tuesday, October 14, 2008

Politician Embarrased by His Own Constituents



... and to think that the Republican Party, the Grand Old Party, as they like to call themselves, was originally established by the anti-slavery progressive intellectuals...

Is this the answer? (Christie Todd Whitman's political action committee is now under the Republican Leadership Council)







"The defining feature of the conservative viewpoint is a faith in the ability, and a respect for the right, of individuals to make their own decisions - economic, social, and spiritual - about their lives. The true conservative understands that government's track record in respecting individual rights is poor when it dictates individual choices."

Now that is, actually, a political platform I am much happier and more comfortable with than any reams of Obama rhetoric.

Instead, this is what they are saying at a McCain rally. Give me strength...

Saturday, October 11, 2008

All That Jazz at "Body & Soul" @ Minami-Aoyama, Tokyo

なぜかキザに聞こえるかもしれませんが、ジャズ好きです。

そこで、日本に帰るとき、時間があれば必ずいくのがここ、南青山のBody & Soul

お互いに粋がりザカリだった高校生のとき、バーというところでカクテルというものを飲むということを教えてくれた(違法だよ!)、「ラウンド・ミッドナイトでソルティードッグ」の同級生、アンドー氏が2000年に久しぶりに日本に帰ってきた私に紹介してくれたライブ・ジャズを聞かせるバーです。

やっぱりライブを聞くお値打ちを求めれば、ジャズの右に出る音楽は無いでしょう。なにせその場でその時が勝負ですからね。お茶の世界の「一期一会」に通じるものがあります。

とはいえ、日本のジャズメンやウィメンに時折ありがちな「楽屋オチ」的、内輪のなれ合いはキライ。やはり親しき仲にもナントカありの緊張感がない演奏は聴いててダレます。

そんなわけでこのBody & Soul。同じ南青山のBlue Note Tokyoに比べて地味だけれどもアットホームな感じが素敵です。有名どころでは、日本の若手ジャズ・プレーヤーとしてはちょっと例外的に名が売れている(のかな)、TOKUが毎月必ず一回ここでセッションしています。

東京は音楽的には世界的なレベルでとても恵まれていると思う。いろいろなジャンルの音楽のトップレベルのアーティストがやってくるし、聴衆のレベルも高い(これ香港なんか住んでいるとしみじみ重要なポイントだなぁと思う)。ニューヨークなんかももちろんレベル高かったが、あまりに玉石混淆といった観がある(まぁ贅沢ないいぐさだけど)。

なぜJazzが素晴らしいかは、以前ご紹介のKen Burnsさんによるドキュメンタリー、その名もズバリ「JAZZ」のこのパワフルなオープニングをごらんあれ。



ウィントン・マルサリス...いい味だしています。

同じ「JAZZ」から、マルサリスも修行した、アート・ブレイキーとジャズ・メッセンジャーズのセグメント。



マイルス・デイヴィスの「Kind of Blue」作成の裏話。



この前日本に出張したときに、この「JAZZ」のDVD全巻セットが銀座の山野楽器で、スタッフのイチオシ商品として陳列されているのをみて嬉しくなってしまった。やっぱり日本のジャズファンの皆さんはよくわかっていらっしゃる。

それでは今晩は最後にマイルス君のこの曲でお別れしましょう...。お相手は私、城達也...なわけないだろ...(古いな...オレも...)。

Tuesday, October 07, 2008

一生に一度のこと(多分)なんだから...しっかりやりましょう

仕事の話をちょっと。

いわずもがなではありますが、ここんとこの金融市場の大騒動で、資産運用業界も大打撃。

もっとも投資銀行のように、妙なストラクチャー証券を仕込んだり、プリンシパルとしてリスクをとる商売をしているのではなく(前職ではそのお手伝いをしていましたが)、現職はあくまでもお客さんからあずかった資産の運用(しかもほとんどロング・オンリー運用)をしながら、手数料を稼いでいるビジネスモデル。ですから市場の暴落で運用資産の目減り(=手数料収入の減少)という状況がボディーブローのように効いてきてはいますが、ベアさんやら、リーマンさんやら、メリルさんのような突然死の恐れは無いです。

もっとも同じ資産運用でも、レバレッジをかけまくるヘッジ・ファンド系やプライヴェート・エクィティー系(こちらの方々も前職でお手伝いしてました)などは資金繰りが続かなくなり「アジャパー」らしい。欧州商業銀行系に勤める友人などは「ここんとこ毎日融資枠引き上げの引導を渡すミーティングばかりで...」などと物騒なことを言っている。

個人的に、ここ数週間のテンテコマイに一番貢献したのはアジア(日本除く)のお客様からの「投げ売り指示」。

彼ら(特にソヴリン系 - 政府・中央銀行)に言わせると、地元のメディアに「実はアソコは○○投資顧問を通じてあの倒産した/倒産危機にある米系金融機関に多額の投資をしているらしい」とやられるのが一番イタイらしい。

とはいえ余剰外貨準備金の運用の一環として、外部投資顧問会社の選定を政策決定したばかりなので、ここで政策Uターンすることは許されない。

これがもう少し市場が成熟している日本の企業年金などだと、ジタバタさわがず、節季の定期的評価ミーティングで「もうケッコウです」となる。もっとも日本の年金基金の管理者にしてみれば、外部の投資顧問会社を使う一番のメリットは、自分たちで運用のリスクをとらないですむという責任の転嫁にある。だから多分自分たちが犯してしまったであろうマチガイを、肩代わりしてくれた投資顧問さんにも、それはそれなりの存在価値があるわけだ。

まぁそんなこんなで、毎日のように「あれ売れ、これ売れ、金融株はダメだ、不動産会社も金融株とみなす...」などとメールやらファックスやらが飛び交った。セールス部門の同僚たちは、なにしろ大口のお客さんだからとにかく言うことききましょうねと社内連絡にアタフタし、運用系の同僚たちは一敗地にまみれたものの、いまが仕込み時と思っているから「一任契約もらってんだろ...ガキの使いじゃねぇんだから、もっと顧客を説得できねぇのか」と気色ばむ。

結局「リーガル的にはどうなの?」とお鉢が回ってくるのだが...それ法律の問題じゃないんですけど。

(ようするに、「離婚相談」といいながら「理解の無い夫をどうしたらいいんでしょう」...と相談にくるオバサンといっしょで、そりゃ法律問題じゃないんですよ...。)

結局、お客さんの指示をより明確化する交渉やら、確定した指示の内部連絡の徹底など、「質より量」の仕事で忙しかった。

ま、今年はボーナス期待できそうも無いが、上記のタイトル通り(↑)に頑張ろうと思います。

Friday, October 03, 2008

Raindrops Keep Fallin' On My Head...

思い起こせば...「スティング」が我が人生で初めて幼心にも「この映画、かっこいいな...」と思った作品かもしれない。


泣けてくるぜ...




Wednesday, October 01, 2008

Debate

BBCのJustin Webbさんもいっていたが(コチラ − 「結論:時間のムダ」)、英国式(というと足マッサージみたいだな)のディベートとか、政治家のインタビューをみてきた人間からすると、この大統領選挙討論会なんて悪い冗談としか思えない。



(資料として載せただけなので。本当に時間のムダですから1時間半もかけて全部みる必要ないです。)

なんでアメリカではガチンコ勝負がないのか。(日本の話はするだけムダ。)

たとえばこの有名なテレビの公開討論会での一イギリス人主婦とサッチャー首相のバトル。


もしくはロンドン市長選挙討論会でのこのシーン。

この討論会の司会役のJeremy Paxman氏はBBCのプレゼンター。歯に衣着せぬ毒舌でゲストの政治家をメッタ切りにすることで有名です。彼の信条はアメリカのジャーナリスト、H.L.Menckenの言葉、「政治家と話をするとき、私がいつも思うのは『なんでこの野郎ははオレに面と向かってウソつきやがるのか』ということにつきる。」

このPaxman氏 v.s. アメリカのなんちゃって保守コメンテーター、Ann Coulter。


Paxman氏の意に反して彼のニュース番組「Newsnight」の最後に天気予報をくっつけたとき、彼がイヤイヤ天気予報したときのことをちゃかしたのがコチラ。