
「英語勉強しなきゃ!」
となって、「西洋事情」「学問のススメ」を世に出すようになったのは、福沢先生の日本史上、稀にみる奇才たる所以でしょう。


「アメリカとて同じ人間の国、たいして違いはございません。」
と答えた。
そんなはずはなかろう、と幕閣が食い下がったので、
「しいていえば、我が国と違い、アメリカで高い地位にある者はみなその地位相応に賢うございます。」
と、いっちゃった。
開国に際して、全ての人の目が彼我の違いに向いていた時、「所詮みんな同じ人間さ」とものごとの本質を見抜いていたこと。そして最大の違いは経済産業でもなく、科学技術でもなく、我が国の封建・門閥・世襲の因習であることを把握していたこと。
希代の天才、海舟の面目躍如でしょう。
...麻生も渡辺もみんな世襲議員じゃねぇか...。
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