Damon君はギャラの額と比較して出演作のBox Officeの収入がいい「収益率」トップの男優になったとか。
相変わらずスター性にかける切り口だな~(苦笑)。
この「Bourne Ultimatum」ではドイツのVW(フォルクスワーゲン、ね...念のため)がかなり力を入れてプロダクト・プレースメント(広告代わりに自社製品を作品中に登場させる)している。
オマケに映画の封切りとかみ合わせたコマーシャルも展開している(日本ではこういうのを『コラボ』というのだろう)。
VWさんもがんばっていらっしゃるが、この裏にはアメリカ市場でサッパリ売り上げが上がらないVWの苦渋があるらしい。
同じドイツ車メーカーのライバルであるベンツやBMWがアメリカ市場でのブランドを確立しているのに比べ、VWはその後塵を遠くに拝している。
そしてどうやらその原因はVWのドイツ人トップたちがアメリカ市場における自社ブランドイメージを的確に把握していないからだそうだ。
アメリカ人にとってVWのイメージは...
こんなんだったり...
こんなんだったり...
するわけです。
つまり、
「VW = ファンキー」
なわけだ。
ところが、「まじめ、マジメ、真面目...」なドイツ人のおエライさんにはそこんところがわかってないらしい。
「質実剛健」な「メイド・イン・ジャーマニー」で直球勝負にかけている。
でもね...たしかに「意外な」アクション・スターであるDamon君の映画に「意外な」ハイ・パフォーマンス高級車として自社製品を打ち出しても、アメリカ消費者市場における認識改善までにはいたらんだろうなぁ~と思うわけです、私も。
「70年代」、「ヒッピー」、「フラワー・パワー」とくれば、もっと最近の「エコ・ブーム」にのっかってキャンペーン組めばいいのに...。
ここら辺の「感覚のズレ」を象徴しているかのようなのがキャンセルされた次のコマーシャル。
どこの広告代理店やねん...こんなの作ったの...。
こんなVWにくらべれば、やはりトヨタさんは自分たちが何を期待されているかよくご存知。
これは博報堂さんのお仕事らしい。
とは申せ、トヨタの快進撃もすでに昨日のニュース。これからの注目は一敗地にまみれたアメリカ勢のどこが一番先に身辺整理を済ませてリバウンドしてくるかでしょう。
ダイムラーに捨てられて、サーベラス食いつかれ、曰くつきのCEOを送り込まれたクライスラーさんには早くも暗雲が立ち込めているので、フォードとGMの二者択一...どっちかといえばGMかな~と思っている今日この頃なのです。
ちなみに私の車関連のコマーシャルNo.1はこちらです。
なんか本田宗一郎さんのイメージが浮かんできて泣けてくる。 オレも日本人やな~。
こちらは「メイキング・オブ...」です。
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