Tuesday, September 09, 2008

シニカルなポピュリスト

森永卓郎:危険水域に達してきた中国の格差社会

...だそうです。

いかにもケツの穴が小さい論評です。

中国の僻地の農村で、やっとこさ餓死しなくてすむ世代に産まれてきた幸運を噛み締めている人たちにしてみれば、北京・上海などの都市部で目端の利くヤツらがウン億稼いでいようと、別に「暴動しなきゃ」とは思いませんわ。アホらし...。

「格差社会」といういかにも日本的な「ひがみ性」の考えの物差しが、万国共通で当てはまると考えているあたりが、この腹立たしい「エコノミスト」もどきの限界なのか、それとも大衆におもねるいやらしさなのか。

もっとも暴動は起こるでしょう。しかしそれは「格差社会」に対する不満からではなく、地方の共産党幹部の不正・腐敗に対する不満からでしょう。邱さんも指摘するように、最近は人民の方も暴動しても虐殺されないらしいと学習したようですので。

要するに、中国社会はいまでも「水滸伝」なわけですな(地方の悪政小役人に対して蜂起するヒーローの構図)。日本もいまだに「水戸黄門」思考から脱していませんが(けなげな–と自分たちは思っている–小市民を苦しめる地方の悪いお偉いさんたちを、中央からやってきたもっと偉い人たちが懲らしめてくれるという小市民的無作為予定調和の幸福願望)。

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