Tuesday, November 25, 2008

ソコハカ似 (日米政治家編)

以前もご紹介した、私の奇妙な脳細胞の連携の産物(以前のエントリーはコチラコチラ)。

あらためて見比べるとそう似てもいないとも思えるのですが、無意識に私の脳内で(見た目は)同じ系統に分類されている人たち。

今回は果てしなくビミョーなこのお二人。

かたや...東京都4区選出、衆議院議員、自由民主党、平将明ク〜ン。







こなた...アメリカ合衆国、ルイジアナ州知事、共和党、インド系移民初の州知事こと、Bobby Jindalク〜ン。








う〜ん...こうして並べてみると、そうも似てないか...。

東京青年会議所でチラと拝見した平さん...政界での評判はどうなんでしょうか。

ジンダル君は右傾化(サラ・ペイリン化?)して大敗した共和党の中道派の旗手として要注目です。

Monday, November 24, 2008

ジェイソン・ムラーズ

最近、カリカリしてきたときはこの曲きいてます。

Jason Mraz

Friday, November 21, 2008

ワゴナー、ナルデリ、マラリー...西松?

資金繰りが続かなくなったGM、クライスラー、フォードが三者揃い踏みでワシントンにやってきて、

「お恵みくだせぇ〜」

といったところ、

「プライヴェート・ジェットで乗り込んできて、なにぬかす。」

と意地悪いわれてしまった。



ワシントンの議員たちに輪をかけて意地悪なCNNは、数ヶ月前に流した日本航空の建て直しに奮戦中の西松社長の様子を伝えるスポットを再放送。


痛い...痛すぎる...。

ワゴナー(GM)、ナルデリ(クライスラー/サーベラス)、マラリー(フォード/カーコリアン)のCEOたちは12月2日に再び議会説得に挑戦する。

今度は何でやってくるんだろう。電車?グレイハウンドのバス?


ふ〜む...忍び寄る保護主義の影...。

Thursday, November 20, 2008

The Monty Python Channel on YouTube

みなさんご存知...。

ものを知らなかった昔の私はモンティ・パイソンを初めて見た時、

「なんか伊武雅刀のスネークマンショーみたいなユーモアのセンスだなぁ...」

と恥知らずなことを思っておりました。

こちらが本家本元。

定額給付金がなぜ廃案にならないか — 政治家のロジック

諸方で非難湧出の「定額給付金制度」ですが(私のレーダー・レンジ内だけでも、例えばコチラコチラコチラ)、「知のバッタ屋」こと大前研一さんも以下のようにコメント。


ま、実態は以前(コチラ)に述べたように、本腰入れた減税を行う目的で各省庁の予算にメスを入れられるよりは、当面のところ後で帳尻合わせられる(と思っている)カネをバラまく方が都合がよいという、ズルイ官僚と腰抜け政治家の折衷案というあたりだと思う。

こうした「アホ政策」と「政治家の論理」ということに関しては、80年代イギリスBBCの政治風刺コメディー番組「Yes, Prime Minister」がすでに以下のように喝破している。


「全ての猫は四つ足である。私の犬は四つ足である。したがって私の犬は猫である。」

「我々は『何らかの政策』を行わなければならない。これは『何らかの政策』である。したがって我々はこの政策を推進しなければならない。」

洋の東西を問わない真実ですな。

香港 覆面セール

私はさっぱり疎いんだが、妻に言わせると香港のブランド・ショップはすでにセールに突入しているらしい。

サンタのそりの鈴の音より、世界不況の足音の方が響く今日この頃。クリスマス商戦の売り上げなど期待するだけムダ。しかし11月のこの時期からセールのサインをだしてたんじゃ、あらぬ噂がたつ...。

そこで「覆面セール」。

いつも通りの様子の高級ブランド店だが、店員に値段をたずねると、そうねばらずとも定価の50%ぐらいの値引きにホイホイと応じてくれるのだそうだ。

とはいえ、個人的に特に買いたいものもなし...皆様のご参考情報としてご提供。

妻は...「この調子だと、まだまだもっと下がるね...。」

さすが...。

Tuesday, November 18, 2008

最近こんな本を読んでます(捨てています)

中川秀直「官僚国家の崩壊」講談社
榊原英資「政権交代」文藝春秋

政局的には両極におられるお二方ですが、主張している処方箋はほとんど同じです。もうそろそろ「薩長同盟」の時期ではないでしょうか。(「なるようにしかならねぇってことよ。」by 勝海舟)

もっとも榊原氏の「小泉・竹中憎し」の怨念には読んでてかなりひきました。この人「政治家向き」じゃないね。以前も(コチラ)榊原氏を松平忠信や水野忠邦(改革派として登場する反動勢力)に比しましたが、この人の性格はどちらかというと小栗忠順だね。

せめて本だけでも二冊なかよく古本屋行き。

Foundation」 Isaac Asimov

SFを読むのは実は初めて。(萩尾望都さんの「11人いる!」は中学生のころ読んだけど。)もともとアシモフは「黒後家蜘蛛ミステリー・シリーズ」をSPGに紹介されて読んでみたことがあったのだが、アシモフの真骨頂であるSFには縁がなかった。

たまたま本屋で手が伸びた。

本人もギボンの「ローマ帝国盛衰史」からパクったといっていたそうだが、大銀河帝国の衰亡から、新しい勢力が伸長する様子を描く。SFの背景を借りた人類歴史社会学みたいな内容。最近のフィクションにありがちな冗漫なところがなく、簡潔なスタイルで短くまとまっていて、かつ読み応えあり。

英語でいい文章を書く為の栄養剤としてちょっと彼の作品を読み続けてみよう。

廣瀬 陽子 「コーカサス 国際関係の十字路」 集英社

例のグルジア・南オセチア紛争で「なんかオレ、全然ここら辺のこと知らないな...」と思って読んでみた。

オーストリア・ハンガリー帝国の崩壊の後、東欧・バルカンがゴタゴタしたように(旧ユーゴなんか今でもくすぶっているが)、ソ連崩壊後のコーカサスの諸国・諸民族もずいぶん時代遅れのしこりを抱えているようだ。こうした風通しの悪い、吹きだまりのような、時代と世界経済に取り残されたような地域の紛争というのは、本当にむなしい。スーダン・ソマリア・ダーフールなんかもこのたぐいだな。

興味深く一読させてもらったが、「まぁ最低限の知識だけもっておけばいいな」という結論。コーカサスのことを知らなくても私の人生にとって当面問題はないなということが分かったことが収穫。

しかし廣瀬さん。なかなか切れる女性のようだ。

池田信夫 「ハイエク 知識社会の自由主義」 PHP

我が母校、LSEが世界に誇るハイエクさんの世界への優しい入門本。書いた人は日本屈指のブロガー(コチラ)。

もっとも私のLSE在学中は法律の授業についていくので精一杯で、あたかもサッチャー政権末期のイギリスにおける、このサッチャー革命の思想的支柱であった哲学者を巡る議論には参加できなかった。もったいない...。

この本を読んで、ハイエクさんの思想の土壌・原点が帝政崩壊後のウィーンに会ったことを知り、なんか懐かしくなってしまった。(以前のエントリーはコチラ

オバマはやっぱり自動車会社を救済するのか...

ごぞんじアメリカCBSの「60 Minutes」。

ま、おかげでトヨタさんもホンダさんも油断さえしなければ、この先続けてBig 3に対して競争力を維持できそうだ。(これに刺激されて「日本政府も救済策を...」なんてアホな声が出てこないとは限らないが...。)

There Will Be Blood... No, Wind... and Water... Actually...

ピッケンズおじさんのアメリカ・エネルギー政策大変換プラン。






今年6月のBusinessWeek誌でも特集されていたが(コチラ)、このピッケンズおじさんとCNN創業者のテッド・ターナーじいさんは二人してモンタナ州からテキサス州までのアメリカ中西部縦断水脈の水源地周辺(オガララ帯水層)の土地を買い占めているらしい。

環境・エネルギービジネスは将来性あるな。

Friday, November 14, 2008

金融サミット

金融サミット開幕

世界銀行の総裁はこんなことを言っています。



麻生君、財務省官僚に「総理、存在感を示す好機です。」なんていわれておだてられているのだろうが、以前の「アジア通貨危機」で新興国の恨みを買った胴元(IMF)に1000億ドル用立てするなんて相変わらずの「バラマキ」提案で主導権握れるとでも思っているんだろうか(コチラ)。特に今回の目玉は、世界経済の成長のカギを握っているのは中国・インドを初めとした新興国が出席していることなんですぜ。

フランスの「ムッシュー貧相」は「ドルの基軸通貨としての終焉」を宣言すると息巻いているようだが、そこまで過激にならずとも、今回の会合は出資率の「量」よりも、世界金融の仕組みの改革という「質」の議論になると思う。

太郎君、なんかマトはずれてませんか?

世銀総裁も言っているが、こうしたサミットの利点は政権担当者同士が個人的に話し合える事にあるのだが、官僚に外部との接触をシャットアウトされている日本の総理には意味がない(以前のエントリーはコチラ)。

それにしてもCNNのリチャード・クエスト君。セントラル・パークで逮捕のスキャンダルを克服して復活してたのね(コチラ)。

Thursday, November 13, 2008

GMは破産すべき?

「金融を納税者のお金で救済するのなら、自動車会社だって...」

というアメリカ人の感情に訴えるデタラメ論理が叫ばれてきていたが(詳細は例えばコチラをご参照)、ここにきてメディアで「もういいかげんに破産させろ」という声も聞こえてきた。



こうしたところはやはりアメリカは健全だなと思う。

たしかに納税者のお金で5年前の債務者にお金を払うぐらいだったら、おなじお金で今そこにある会社を建て直す方がいいに決まっている。このファンド・マネジャーのアックマンさんは正しい。(この人の名前...日本に来たら「英語でしゃべらナイト」なんかでナレーターやってそうだ...ぱっくん、あっくん...)

オバマ新大統領も就任したとたんに「救済か、引導わたすか」なんて決断迫られるのも大変だが、ここが正念場。

ま、国民の大部分が「定額給付に反対」といっていながらアホ政策が止まらないどこかお国よりはマシだろう。

「俺たちにひとり一万五千円ほど、くれてやるから取りに来いと、ボクシングもやらないのに唇がヒン曲がった麻生太郎が偉そうに言う。俺たちは乞食じゃないんだ。お前さんの子分でもなければ、ファンでもない。

何を言ってるんだ、それも俺たちが納めた税金じゃねぇか。バカヤロ。」

と、「塀の中」の安部ジョージさんが吠えていた(コチラ)。

本当に景気対策をしたいんなら減税するに限る。減税ができずにバラまくということは、とりもなおさず減税する為には必要な「官による無駄遣い」に切り込めない、というなさけない政権の実情を露呈していると言う事だ。仕方がないので未来の納税者である今の高校生ぐらいのポケット(将来の稼ぎ)に手を突っ込んでいる。なんで日本人が国をあげてカード破産のアメリカ人みたいなまねをしなきゃならないんだ?

Monday, November 03, 2008

Wassup?

なつかしいバドワイザーのCMとそのパロディー。


この8年間、アメリカも大変でしたね。

明日...か。



ん〜、ちょっと違う...。「レ・ミズ」のフレンチなノリは合わないな。

やっぱりここは最近再び脚光を浴びてきた、大恐慌時代の英雄、FDRにご登場願いますか。



ありゃ、ご本人じゃなくて、奥さんのエレノアさんの方がクローズ・アップ。