Wednesday, January 21, 2009

諭吉の奇才、龍馬の機才、海舟の鬼才

オバマ大統領の就任演説を聴き、その後つづけて大前さんによる渡辺喜美さんの自民党離党(プラス、加藤さんの定額給付金に関する発言)の解説(以下に載っけときます)を聞いて、従前考えていたことを思い出した。

1855年から1858年まで、緒方洪庵の適塾で医学を目的としてオランダ語を勉強していた福沢諭吉が、1859年横浜居留地へ見物に行った一日の経験で、

「英語勉強しなきゃ!」

となって、「西洋事情」「学問のススメ」を世に出すようになったのは、福沢先生の日本史上、稀にみる奇才たる所以でしょう。


1853年、当時江戸剣術修行中だった坂本龍馬が、ペリー来航に伴い品川海岸警備に駆り出され、そこで初めて蒸気船を目にした12年後の1865年には亀山社中を組織して海運・貿易会社を始めるまでに至ったのは、彼の不世出の機才の証左でしょう。






1860年、咸臨丸で渡米し、帰国した勝海舟は、将軍家茂と幕閣に拝謁した際、アメリカは日本とどう違ったかときかれ、

「アメリカとて同じ人間の国、たいして違いはございません。」

と答えた。

そんなはずはなかろう、と幕閣が食い下がったので、

「しいていえば、我が国と違い、アメリカで高い地位にある者はみなその地位相応に賢うございます。」

と、いっちゃった。

開国に際して、全ての人の目が彼我の違いに向いていた時、「所詮みんな同じ人間さ」とものごとの本質を見抜いていたこと。そして最大の違いは経済産業でもなく、科学技術でもなく、我が国の封建・門閥・世襲の因習であることを把握していたこと。

希代の天才、海舟の面目躍如でしょう。

...麻生も渡辺もみんな世襲議員じゃねぇか...。

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