Thursday, November 08, 2007

Hubris

むかし西洋人は、

「鳥目で近眼の日本人に飛行機の操縦はできない」

といっていたらしい。

最近の日本人は、

「日本人が開発した高度な製造技術は日本の文化に根付いたもので、中国人には真似できない」

などといっているらしい。

そのむかし室町のころ、中国の官窯の陶器のコピーを必死になって作っていた歴史を忘れてしまったみたいですね。

中国の怪しげなミッキー・マウスもどき、ドラえもんもどきの遊園地を笑う日本人は、日本の天下り役人が経営する遊園地の殺人ローラーコースターのことをどう思っているのだろうか。少なくともコピー・キャラの着ぐるみのせいでお客さんが死ぬということは無いだろう。(着ぐるみの中の人の労働環境に関しては心もとないが...。)

製造業に携わっていない人に限って、

「日本はものつくりの国だから」

なんて言う。

そういえば「ものつくり大学」なんてのを作ったらあっというまに汚職の温床になってしまっていましたっけ。覚えている人いるかな...。

そんなかけ声ばかりの「ものつくり」が日本国内のメディアで幅を利かせている裏で、日本の製造業は拠点をどんどん海外に移していっている。そうした現場で活躍できる人、価値がある人とは、「ものつくり」の本来の精神を現地の従業員に伝えることができる人たちだ。

ようするにこれからの時代は「ものつくり」と同時に「ひとつくり」の才能が求められている。

この国際化社会・世界的大競争時代に場違いな、そして偏狭で不健康な国粋主義的「ものつくり」の優越性を主張している場合ではないのだよ。

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